スペインのコロナロックダウンから2ヶ月経過した今の状況
コロナウィルスの影響で、スペイン全土でロックダウンされてから2ヶ月が経過しました。
私が住んでいるマヨルカ島は、バルセロナやマドリードに比べると感染者は少なかったけど、それでも時々買い出しに出ると、普段は明るくて誰とでも喋るスペイン人が、ピリピリしてる。
全然喋らない。
コロナも怖いけど、その人々の変化と緊張感がそれよりも怖かった。
私も50日間くらい、ずっと家にいた。
週に1回スーパーに行くだけで、あとは本当にずっと家の中。
毎日ヨガして、ちょっと凝った料理を作ってみたり、スペイン語の勉強したり、お昼寝したり、めっちゃ掃除してみたり、ひたすらテレビを見たり。
窓から外眺めてスペイン人観察しよう思っても、道に誰もおらんから、方向性変えて日向ぼっこしたり。
ストレスを感じても仕方ないので、ゆるーくを基本に過ごしてた。
今は、都市ごとの感染状況で、フェーズごとに分けられ、それぞれ段階を踏んでお店を再開したり、日常に戻って行く予定になっている。
飲食店は、規模によって再開が認められたり、テラスのみの使用、テーブルの距離を保つ、人数は普段の3割とか、色々規制の中で一部のお店のみ再開してる。
マドリードやバルセロナなど、感染者の状況によっては、ロックダウンが続いていて、飲食店もまだしまった状態の都市もある。
マヨルカ島は、先週から少しずつお店も空き始めた。
早く日常を取り戻したくて、お店が開いたら喜んで行くと、一気にお店なんかに行ったらだめだ!って怒ってる人と、私の周りははっきり別れている。
この変化がどういう結果になるのかは誰も分からないけど、ずっとみんなが家の中にいて生きていくわけにはいかない。
私はとりあえず今は、散歩の時間を満喫している。
散歩は、年齢ごとに時間が決まっていて、一般成人は朝6時から10時までと夜8時から11時まで。
お店が開き始めて、ある程度好きな時間に買い物に行ったりカフェに行けるのに、散歩の時間が決まってるって、なんか変な感じ。
カフェではみんな友達や家族と過ごしているのに、スーパーはまだ一人で入らなあかんのも、違和感。店内で密閉空間やからなんかもな。
まだまだ混乱してるのがみえる。
日々手探り状態で、ルールや規制も日々変わる。
こんなとき。
みんなそれに合わせて協力していくしかない。
今、マヨルカ島の散歩は、めちゃくちゃ快適。
散歩の時間が決められていることで、一気に人が集まってしまうので、一部の道路が決まった時間に歩行者天国になるから。
↓こんな感じで、広い道路でみんなそれぞれが散歩、運動を楽しむ。
歩く人、自転車の人、走る人、スケボー、ローラーブレード、電気スケーター、海辺で犬と歩く人、ダンスをする人。
音楽が聞こえる。
みんなに笑顔が戻ってくる。
それぞれが自由を楽しむ。
でも、ところどころに警察がいて、まだ自由じゃないこと、ウィルスを乗り越えられていないことを痛感する。
それでも、海が綺麗で、こんな風に海風にあたりながら外を歩けること。
こんな当たり前の時間が、いかに幸せかって噛み締めながら歩く。
マヨルカ島、いい街や。
コロナが収束したら、みんなに来て欲しいなぁって。
またみんなが自由に旅行ができる日が戻ってくるといいな。
世界がどんな状況でも、今日も海は広くて綺麗。
1日も早くコロナが収束しますように。
そして、こんな状況の中、コロナ収束に向けて働いてくれている全ての人へ、心からの敬意と感謝を。