スペイン人の実は！？住んで発見したスペイン人の性格【マンションの管理人さん編】
スペインに引っ越ししてきて１年がたった。
スペイン人の行動がおもしろ過ぎて、斬新過ぎて、人間観察が趣味化しています。
井上公造さんも、びっくり。
個人的に大好きな、スペイン人の実は！？シリーズ。
個人ブログで好きなこと書いてるねんから、「個人的に好き」ってなんかちゃうな。
でも、スペインにきて、この国が好きやなぁって思うのは、この国の「人」に惹かれるからやと思う。
人として魅力的で惹かれることもあれば、カルチャーショック？で、びっくりしたり、笑かされたり。
根っから明るいこの国の住人、お喋り大好きで井戸端会議で、道を封鎖する住人たち。バルでピンチョス頼んで、ちょっとパン一切れくださいって頼んだら、ウィンクしながら素手でパン切れくれる、がさつなスペイン人。
ちょっと野蛮で、ちょっとがさつ。
愛すべきこの国の住人たち。
私の住むマンションの管理人さん。
彼の名前は、フランシスコ。
私と同じ階に住むフランシスコは、大の綺麗好き。
日本人ってめっちゃ綺麗好きと思っていた。
世界トップクラスやぞ？って勝手に思っていた。
いいえ。
彼の綺麗好きレベル、半端がないのですよ？
朝。
家を出ると、彼と遭遇。
マンションの８階から玄関まで全部のフロアーを掃除してくれている、フランシスコ。
昼。
タオルを口周りに巻いて、紐でくぐった自作？マスクをしているフランシスコをマンション前で発見。
理由を聞くと、暑くなってきて、マンションにハエがたかりはじめたから、超攻撃的、殺虫剤を巻いてくれて抹殺してくれているらしい。
自作マスクは、超攻撃殺虫剤から身を守るためだった模様。
夕方。
マンションの玄関フロアーでフランシスコ氏と遭遇。
立ち話しをしながら、ポッケからティッシュを取り出し、階段の手すりを拭きだす。
トーク内容は、住人がマンションの玄関にある全面鏡に指紋をつける、という議題。
どうやら、フランシスコ氏おかんむりのご様子。
「なんで、鏡を触る必要があるんだ？ほれ、ここにも指紋がある」
またポッケからティッシュを取り出し、背伸びしながら、一生懸命拭いているフランシスコ氏。
「（私に対して）君に言ってるわけじゃないよ！君じゃないのはわかっている、君の背丈じゃこんな高いとこに届かない。」
名探偵ぶりを発揮する、フランシスコ氏。
「俺でもないよ。俺はもう定年して、背だって縮んだ。こんな高いとこに、わざわざ指紋をつけない」
喋りながら、ヒートアップしているフランシスコ氏。
気づけば、持ってたティッシュで額の汗を拭いている。
およよ。
それ、さっき階段の手すり拭いてたティッシュやないかーい
なんて、口が滑っても言えない。言わない。
そっと、目を閉じて、見ないふり。
夜。
ピンポーン。と部屋のチャイムが鳴る。
穴をのぞいたら、フランシスコ氏。
「電気消し忘れてるよー」
って、ドアの前、廊下を照らす電気を消し忘れていることをわざわざ教えてくれる彼。
間違えてつけて気づかず放置していることが多い、その電気。
電気代が無駄にかかるから、教えてもらえるのは本当にありがたい。
「ありがとーう！！」っていいながら、ふと彼の右手に目がいく。
「雑巾持ってるやないかーーーーい」
また、お掃除してくれていたんだね。
愛すべき、うちの管理人さん。
大好きなご近所さん、フランシスコ氏。
お散歩行く時は、いつもナップザック。
しかも紐短め、上にぎゅーんってなってる。
とっても綺麗でお上品な奥さんと、毎日仲良く散歩に出かける。
後ろ姿は、半パンに妙な丈の靴下、極め付けは、ギューんってなってるナップザック。
今日も出かけて行く。
お腹がバランスボールみたいに出ているのはご愛嬌。
超がつくお掃除好きのフランシスコ氏と、その奥さんマリアさん。
がさつで野蛮なスペイン人も好きやけど、
こんなスペイン人も好き。
愛すべきこの国の住人。
この記事を書きながら、廊下から聞こえる「かちゃ。かちゃ。」
もしやと思い、のぞき穴からのぞいちゃう、ゴシップ精神１２０点の私。
廊下を覗くと、
モップで廊下を掃除してる、フランシスコ氏、発見。
ありがとう、あなたのおかげで、いつもピッカピカなマンションです。
そのうち、指紋採取して、マンションの全面鏡を汚す犯人探しを始めないか、ちょっと心配やけど、私は容疑者にはいってないから、まぁいいか。
フランシスコ氏のファンになったよーって方、ポチンしてもらえたら、喜びます。（私が）
