恐るべしスペインの郵便事情パート2
前回の記事で、スペインの郵便、配達事情についてお伝えしました。
その時に、
「新たなる配達事情に関して経験値がアップしたら、報告します。」と、最後にお伝えしたのですが、私の経験値がぐーーーーん上がることがございまして、スペインの配達事情に関して一気にレベルがアップしたので、報告させて頂きます。
前回の記事に関しては、こちらをどーぞお先にご覧ください。
スペインで、アマゾンで注文をした荷物
スペインAmazonでお買い物をした。
アマゾンからは、「金曜日にお届け」と案内が入っていたのに、その荷物は、なんの前触れもなく、突然「木曜日」に届いた。
いつもなら宅配の日は家にいるようにしている。むしろ、家にいれる日に届くように注文をしている。それなのに、今回はまさかのアマゾンフライングで前日に届いた。
アマゾンにしては珍しい。
先走り隊長さん。
先走ったアマゾンさんにより、私と配達員さんとの攻防合戦が勃発した。
配達員さんと私の荷物の受け渡しを巡る戦いが始まった。
「荷物お届けに来たけど、いないのか?」と、配達員さんから一本の電話が入る。
いつも思うけど、どうせ電話くれるならお届け前に在宅確認してくれよ。と、相変わらず思ってしまう、わがままな私。
オートロックのマンション(といっても、古いマンション)のインターフォンを鳴らしたけど、出ないから電話をくれたみたい。
私「いないよ。金曜の予定ってアマゾン言ってたんだから」
配達員さん「俺は配達員で、ここにある物を届けるだけだから、そんなの知らないし、そんなの関係ねーよー。」
クッソー。小島よしおちゃんみたいなことをいうなよ。
まぁ、確かに彼のいう通りか。
私「30分もしたら家戻れるから、あとで来てよ」
配達員「無理だ」
え。
即答かよ。
そして、その後配達員のお兄さんは、どうにかして今すぐ配達完了できるように提案をしてくる。
配達員さんの提案その1。
配達員さん「君の家のマンションの、他の家の人のインターホンを鳴らすよ!誰かがオートロックを解除してくれるまで鳴らすよ!開けてくれたら中に置いておくけど、いいだろ?」
私。「よくないよ。」
マンションの玄関ホールに、荷物ぴょんって放置されてるの、おかしいがな。
やめてくれ。
却下。
配達員さんの提案その2
配達「仕方ない。じゃー、上まで上がって、部屋の前に置く。ならいいだろ?」
私「だからよくないってば。」
配達「じゃぁ。隣の住人のベル鳴らして、預かって置いてって言っておくよ」
私「却下やってば。」
フランシスコ氏に、迷惑をかけたくない。
フランシスコ氏については、こちらの記事をどうぞ。
配達員さんの提案その3
配達「あ、マンション下に薬局があるじゃないか。ここに頼んで預かってもらうよ」
私「いや、薬局はそんなことしてくれないと思うけど」←若干、彼の勢いに負けてきている。
配達員さんの提案その4
「あ、薬局の隣はバルじゃないか。ここに頼んで預かってもらっておくから!後から取りに行って、お礼にコーヒーを一杯飲んで、バルの人と友達になればいい。次から家にいない時は、このバルを指定して、預かってもらえればいいよ」
私「え。」
うそやん、冗談やろ?って思ったけど、お兄さん至って本気トーン。
配「あーそれがいいよ。それに、結構普通のことだよ。みんなそうやってるよ!」
うそやん。
って思ったけど、どっかで着地点見つけないと荷物が行方不明になっても困ると思った私は、折れてしまった。
私「わ、わ、わかった」
結局、押し込まれてしまった。
電話越しにバルの人に預けてくれて、ちゃんと預かってくれた人の名前も聞いてくれた。バルの人、預かってくれるんや。
まとめ
1時間後にバルに立ち寄ったら、ちゃんと預かっていてくれた。
お礼にコーヒーを注文して飲んだけど、私の人見知りかつ内気の性格で、バルの人と友達になることはできなかった。
無念。
初めは、うそやろ?って思った配達員さんの提案やったけど、慣れればすごく便利だし、いいのかもしれない。と思い始めている私は、スペイン人化しているのか?
人との付き合いが何より大事なスペインならではだなぁと思うとともに、この人見知り、かつ、ヘタレな性格を改善しないと、上手くスペイン文化に馴染めないんじゃないか?と不安になったりもする。
自分ではない別の誰かに、無理やり変わらないといけないのは、思ったよりも大変。これが外国で生きていくということなんやろうか。まぁ、日本に住んでいても、新しい環境にいけば、合わせないといけない事も出てくるか。郷にいけば郷に従えっていうやつだな。
まぁ、 スペインの配達事情に関しての経験値が大きくアップしたことだけは、確かだ。