スペイン暮らし

スペイン島暮らし中。スペイン人のマリド(夫)と2人暮らし。

MENU

スペイン緊急事態宣言から48日目、遂に散歩が許された!

f:id:at001:20200502191034j:plain

 

 

やっとこさ!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

外に出れる喜びをありがとう!!!!!!!!!!

 

47日間、ずーーーーーーーーーーっと家の中にいた。

自宅から400mにあるスーパーに週1、2回行くだけの毎日やった。

時々ちょっとだけ遠回りして行ったけど、せいぜい徒歩10分。

 

今日から、毎日1時間の散歩、運動が許された。

子供連れ、年配の方、その他の大人の3つに時間が決められている。

私たち一般の大人は、は朝6時から10時、夜8時から11時までって決まっている。

 

 

行き先は、決まっていた。

 

向かったさきは、海!!!!!!

 

 

f:id:at001:20200502193118j:plain

 

 

風が気持ちよくて、青空と太陽の光をいっぱいに浴びた。

 

なんか、込み上げてくるものがあって。

泣きそうになった。

 

当たり前の日々が当たり前じゃなくなった今。

外に出れること、散歩に出れること、風が気持ちいいこと、

海が太陽の光を反射してキラキラしていること。

 

全てが特別に思えた。

 

海の近くにはたくさんの人がいて、みんな同じように幸せを噛み締めて歩いていた。

 

でも、普段は若者から年配の方、カップルはみんな手を繋いで、仲良く寄り添って歩くスペイン人が、手をつなぐこともなく歩いている。

 

マスクをして、ゴム手袋をして歩いている人もたくさんいる。

 

友達に会えば、キスをしてはぐをして、肩をぶつけ合うくらいの距離で喋るスペイン人が、

2mくらい離れて喋っている。

そこまでして喋るんかい!とは思ったけど。

そりゃ喋りたいよな。

 

海を見ながら、立ち止まったり座ったりしていると、巡回している警察に注意される。

目的は、運動であって、座ってのんびりする事が許されている訳じゃないから。

 

そんな光景を目の当たりにすると、

やっぱりまだまだ日常に戻れる日は先なのやろうなって。

 

普段当たり前って思っていたことは、本当は全然当たり前なんかじゃなくて。

 

健康で入れる有り難さ

命がある有り難さ

毎日太陽の光を浴びたい時に浴びれる幸せ

公園でぼーっと過ごせる何気ないひととき

大切な人を手を繋いで歩ける温かさ

 

当たり前って思っていたことが、本当は特別だった。

 

コロナウィルスで、私たちは、たくさんの命、たくさんの大切な何かを失った。

でも、失ったものだけじゃない。

きっと、何か得たものもあったはず。

 

そんな風に思った、ひととき。

 

外出許可1日目。

そんな特別な日に、島全体に青空が広がった。