日々コロナから少しずつ立ち上がっていくスペイン
朝から快晴。
少しずつコロナから立ち上がり、日常を取り戻していくスペインの今。
毎日目に見えて、街が日常を取り戻し始めているのを感じる。
お天気よくて、飛び起きた!
コロナで街がロックダウンされて、全く聞こえなかった車の音。
朝起きて窓を開けたら、車の音が聞こえる。
なんか嬉しい気持ちになったのも束の間、
う、う、うるさいっ。
コロナで街に人がいなくなった時は悲しくなったのに、街に活気が戻り始めたら、うるさいって思う。
人間って勝手なもんやなーって思いながら、やっぱりなんか嬉しい。
今日のスペイン、マヨルカ島は快晴。
夏日和です。
お日様を感じたくて、急いで支度してスーパーへ向かう。
行き先はフランス系大型スーパーのカリフール。
スーパーはまだ規制がかかっていて、入る前に順番にアルコール消毒をして、手袋をはめてから入場する。コロナ真っ只中の時は閉鎖されていた、電化製品やキッチン用品、本のコーナーなども、今は規制がとかれて買い物が出来るようになった。
日本と同じように四季があるスペイン。
少しずつ野菜や果物コーナーに、夏の季節のものが並び始めた。パイナップル、マンゴー、あんず。
それから、カリフールでは、白菜や大根も買える。
白菜とか大根は近所のスーパーでは売ってなくて、どちらかというとアジアの野菜みたい。
初めの頃は、アジア食材のお店にいって、白菜、大根を買っていたけど、お店がちょっと遠い。
その上やたら野菜はデカイから重い。
重すぎるから、登録しているシェア自転車で帰ってきたら、こんな状況になったことがある。
大根デカっ!
大阪のおばちゃんでも、もうちょいお上品にネギ持ってないか?
この大根、幅とりすぎて、すれ違った人を大根アタックしそうになったよ。
大根が凶器に変わった日。
危険だね。
それ以来、大根カリフール。
カリフールの大根は、小ぶり。
これなら大根が凶器になることはない。
スペインは、野菜やフルーツが日本より種類が多くて、値段も手頃。
値段は、それぞれキロで決まっていて、山積みになっている野菜や果物を、自分が買いたい分だけ袋に入れて、測りではかる。
今日は、この時期になったら並び始めるのかな?あんずがあったので、買ってみた。
選びながら袋に入れてると、横からスペイン人のセニョーラが話しかけてくれる。
「ちょっと、カリーニョ。袋を開けるの手伝ってくれないか?」って。
カリーニョって、人を呼ぶ時に愛情を込めた言い方で、恋人にも使えるし、子供にも使えるし、なんか響きが優しくて、私はめっちゃ好き。
そんな風にスーパーで人に話しかけるのが当たり前のスペインで、コロナがピークやった頃は、スーパーで誰も口を開かなかった。シーンとしてるスーパー。それって日本で考えると違和感ないかもしれへんけど、スペイン人が喋らないって本当に異常なことやった。
こんな風に、また人の声が聞こえること。
そして、外国人でも誰でも気にせず話しかけてくれるスペイン人に、なんか嬉しくなった瞬間やった。
お天気もいいし、人とのささやかなコミュニケーションも、コロナから少しずつ立ち上がってることを感じて、なんか幸せな気持ちで帰宅。
ご機嫌に帰ってきて、買った野菜を並べて、眺める。
彩り豊かな野菜と果物。
見てるだけで、ニヤニヤする。
勢い余って、オリーブオイル5リットル買っちまった。
スペイン人にとってオリーブオイルは、日本人でいう醤油みたいなもん。
絶対必需品。
カラフルな野菜を見ながらニヤニヤしてて、
ふっと気づいた。
ブラウス裏返しできとるやないかーーーーーーい!!!
日本から持ってきた私の愛しのユニクロブラウス。
ユニクロマークのタグが、
おしゃれなパッチワークみたいに首にでとるやないかーーーーーーい。
とんだ赤っ恥。
アラサーの私。
いまだに服が上手に着れません。